眉のあたりにすずしさの残る少女みたいに/須賀敦子とその「詩集」について/渡邉建志
 
て、エマウス運動(廃品回収をして利益を寄付する)を主導したり、作品として残された五冊からは考えられないほどにまっすぐな変革のメッセージをキリスト教の月刊誌「聖心の使徒」に投稿したりした(これらは時に文学的であったり、時に行動を勧めかけるようなものであったりしたが、いずれにせよ宗教的なテキストだった)。でも、あなたが自分の文学、として、本の形で残した五冊や、あるいは雑誌に発表したのち病床で推敲はしたものの生前に発表されなかった数冊(そのうち何冊がほんとうにあなたの納得できる水準まで推敲されたものかは、おそらく編集者しか知らないし、あるいは編集者すら知らないかもしれない)において、あなたは明示的には宗
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  グループ"フレージストのための音楽"
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