唯一の貴女へ/漣 風華
貴女にとっての唯一になりたくて
そう思って生きてきました
人は寂しい生き物だって
そんな哀しい事云うなよ
喩え人は失いゆくものでも
貴女をずっと笑わせて居たい
明日の貴女が姿を変えても
必ず見つけ出すから
必ずこの手に抱くから
人は孤独な生き物だって
そんな決まり事云うなよ
喩え人が狂おしいほどの
過ちで存在したとしても貴女を・・・
明日の貴女を失ったとしても
まだ何も始まっていないから
必ずこの手に抱くから
前ばかり見ていた私の
背中を見ていた貴女は
どれほど辛かった事だろう
ただ貴女の唯一になりたくて
私は貴女を抱き締めた
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