アドバルーン 再稿/モリマサ公
る中州の
あしやよしをなぜる風にのっかってくカモメ
予言者のこなしてきた洗礼のひとつひとつ
その浮力と非リアルさが
スピードにのってどんどん近づいてくる
首都高の看板のみどりいろ
しろくぬかれた小菅
の文字がはりついたその出口をでていくもやもやした笑顔たち
おすすめのお菓子を平気で差し入れにいくかすみがかった輪郭
あれはわたしたちの家族?
それってもしかしてハッピーエンドですか?
なにここ?これは‥?未来?
(JR西船橋の駅のホームから改札をぬけ原木方面に徒歩13分 再び弟)
衝撃!の文字
とともに
宇宙人がつぎつぎと人質をとりはじめる
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