春の夜に/beebee
 


きょうもまた
独り、
みなの寝静まった寮に
幼児の瞳を輝かし、
いじけた手足を伸ばす時、
心は嵐の後の
蜘蛛の巣のように、
暗く重たいものを抱えている。
糸を引き、
雨雫が私の心を闇につなぎとめる。
春の夜に。


   グループ"純情詩集"
   Point(6)