somewhere over the rainbow/
逆島夢子
ララバイの音にかかる虹の向こう側
踏みもしない舞踏にみるその土地に
わたしは夢をみていたことがあるの
星の肩で目を覚ますといつもの青空は遠く
悩みごとはレモンのように溶け
わたしはその白濁の中にいるのよ
見たことのない小鳥が虹を超えるのだけど、
その小鳥の色がわからず
わたしはその色を映して、自分の色も失ってしまう
この多幸感はわたしだけのもの
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