somewhere over the rainbow/逆島夢子
 
ララバイの音にかかる虹の向こう側
踏みもしない舞踏にみるその土地に
わたしは夢をみていたことがあるの

星の肩で目を覚ますといつもの青空は遠く
悩みごとはレモンのように溶け
わたしはその白濁の中にいるのよ

見たことのない小鳥が虹を超えるのだけど、
その小鳥の色がわからず
わたしはその色を映して、自分の色も失ってしまう



この多幸感はわたしだけのもの
  グループ"他人の自分"
   Point(2)