海猫のゆうべ/
しろう
右目の具合がとても悪くて
海の半分は紫に染まりました
群青の端っこが零れてしまいそうで
左目は心配をしておりました
きみの瞳で水平線を眺めて
夕日が沈まぬ東の海を嘆きました
海猫がミャウと運河を響かせました
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グループ"七行詩"
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