ピカレスク/
よしおかさくら
押し付けられて
眼裏がオーロラに輝く
ひとを区切ること
それらを憎む
陰口であのひとが嫌いになってしまうじゃないか
穏やかに微笑まれると
まずいなって気がして
こっち向けよと
罰ゲームみたい ああ こわい
喫茶店のコップの取れない白い汚れ
腐臭と同じに
埋もれていくんだ
あんなお冷は飲めない癖にね
粉砂糖の甘い息
ドイツビールの甘い喉越し
切れた唇の
赤い血
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