カモノハシのパンセ6/佐々宝砂
とがある。世の中、気力だけでどうにかなるもんではない。トンボでも見にゆくべきかもしれない。
この島はあきつしま、トンボの島。
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私なんかどうでもいいなとふと思うのは、卑下ではなくて、私より重要なものが私の近くにあるからだけど、私は、ロボット三原則の第三条みたいな意味で、自分を守らなければならない。
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私の悪いところは半端に真面目で半端に実行するところだってわかってるけど半端にしかできないんだから許してほしいと書いても許してくれない人は許してくれないのだろうし原稿は落とすし朝飯作らないといけないしパティ・スミスの"because the nigh
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