昭和六十二年四月一日/板谷みきょう
 
空の下へ

風に揺れるしなやかな
柳の枝みたいに
分割・民営 国鉄は
JRと名を変えた
雪や嵐に折れない枝は
必ず耐え抜いてくれると
だけど
本当の狙いは 枝を切り揃えることだったのさ

働く人の暮らしを守る大きな力を消そうと
金と力に欲張りな どっかのお偉いさん達が
皆さんの未来のためにも 
仕事も心配はないと 嘘で固めた理由で
そうさ 
今まで山を見ていた奴らさえ 
喜び勇んで鹿を追い始めた

だけど
どんなに時代がかわろうと 
どんなに社会がかわろうと
働いている人達も 働けない人達も 
働きたい人達も 働きたくない人達も
暮らせる世の中を
この空の下へ 

※青空の下で
https://www.youtube.com/watch?v=bV5U6togIDw

   グループ"弾き語る歌(うた)の詩(うた)"
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