二十歳に書いた歌詞 /板谷みきょう
 
をしていると皆が指さしコソコソと
手まねで話をする事がそんなにおかしな事なのでしょうか
泣いてこの世を恨んでも父さん母さん恨んでも
今更変わるすべも無いどうにもならない仕方のない事

私の好きなあの人とこの世に二人きりならば
親も世間も気にせずにこのまま二人一緒になれたのに
聞こえぬ事はさだめだと諦める事も出来ようが
彼と別れるその事はさだめにしてもあまりに辛い
自由・平等・民主の旗 掲げた国のはずなのに
人と産まれたそれだけで何も隔たりないはずなのに
福祉国家といわれても最大多数の幸福で
そこからあぶれた者達は恨むあて無く泣き寝入り

なのに今も誰も解ってくれない

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