掌/
yoshi
間違ってもあなたを
2度も好きになりはしないと
私は固く目を閉じて
大きく息を吸い込んだ
冬の夜の空気は冷たく
私の頬を刺し
こぼれそうだった涙も
いつの間にか乾く
見上げた空には
星がたくさん
私はあなたの掌を思い出す
そして少し挫けそうになる
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