Golden Fertilizer/生田 稔
発達した現代ではかえって顔を顰(しか)られるようなことであるかもしれない、然しかえってそれが好都合なのである、言うまでもなかろう、つまり金肥を利用するのである。
かくも貴重な資源を何故ほっておくのか、成分を調べて見られたい、石油よりもはるかに有益かつ安価な資源ではなかろうか。ジョナサン・スイフト(17世紀後半の人、英国人)がその著「ガリバー旅行記」の中で確か不老不死の国に就いての記述の中で、学者達が集まって金肥の有効利用につて研究するところがある、子供の頃これを読み、何故これを今学者が研究しないのか不思議に思った。これだけ書けば十分ではなかろうか。糞便は人体の中で十分に分解し融合した原料である
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