妻とひと日を・・・・・/生田 稔
「妻と一日(ひとひ)を」 批評子
書を整理植木刈り込み春うらら妻と一日を過ごしたりけり
山の湯の朝七月も末静かに妻と出立を待つ
夜明けより降り始む雨一日を知り人と四人福井へ来て
低き山霧立ちのぼり一面の青田を見つつ過ぎてゆく里
濡れ青葉そば処なるあやだ屋に昼食時の越前の街
若狭湾見下ろす道をひた走り帰路の車の中4人の気持ち
山青く水清らかな越前に佐々木小次郎生誕の寺
雨の日の谷間の村に湧く赤谷名水というものに会う
山を下り霧の間に琵琶湖見ゆわれら湖国にたどりつきたり
玄関の入りた
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