しろみ (連詩) (1/2)/アンテ
か
こころをたにんのためについやすほうが
じぶんのきおくを
ごしょうだいじにかかえているよりも
らくなんです
それだけなんです
ゆびわのことや
ひとつきまえのかみがたなんて
いくらでも
おもいだせるんです
たんじょうび
おめでとう
ひとごと
そらは
じぶんかってにきげんをそこねて
ひとりでないて
また
えがおをとりもどすのです
うつくしい
などといえるのは
ひとごとだからなのです
もうしわけない
あなたが
やすやすと
もうしわけない
というたび
むねがあつくなります
わたしがつかいたい
もうしわけな
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