Friends/松本 卓也
心の空洞に意味を埋められず
酒を適当に流し込む夜
足の冷たさに耐え切れなくて
靴下を履いたまま寝る
底に置いていたちっぽけさ
抱きかかえられずにいる
寂しいって呟く
癒して欲しいわけじゃない
ただ聞いてくれれば良い
喋らなくても分る
僕らは同じ傷を持っている
だから手を伸ばし
肩を組んで笑いあえる
君が声をかけてくれる限り
僕はいつまでもここに居る
だからありふれた願いも
使い古された感謝の言葉も
呆れずに聞いておくれ
今年のように来年もその先も
ずっと繋がっていられる
さよなら2006年
ようこそ2007年
笑顔で送り迎えるように
また会おう 友よ
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