憂。キミと私/AKiHiCo
 


長く伸ばした光を跳ね返す髪
ソファの上で無造作にキミを包んで
軽く触れたら薔薇の甘い馨がしました
私が誕生日に渡した香水は気に入りましたか

いつかキミのその赤い唇に触れる事を
許されたとしたら
受け入れてくれるとしたら
きっと私は泣いてしまうのでしょう

今のままでいいと言うのは
本当は嘘です
本当はずっと私だけのキミにして
鎖でもいいのです
そう繋がっていたいと思うのですよ
戻る   Point(5)