これからの希望/ぽえむ君
積み重なる年月の
日々の出来事は
何一つとして繰り返すことなく
情の起伏が不規則に
時の流れの中に
ゆっくりと沈められてゆく
積み重ねてゆく年月の
今日の想いは
何一つとして定まることなく
義務と権利が予想の他に
柵(しがらみ)の鎖の中に
少しずつ縛られてゆく
今年という一年もまた
時の定めに従い
まさに終えようとしている
戻ることのない時の中で
新たに発した想いは
これまでの思い出
来年という一年もまた
時の定めに従い
まさに始まろうとしている
先回りすることのない時の中を
新たに創り出される想いは
これからの希望
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