儀式/山崎 風雅
 

 浮き沈みはあるけど
 詩を書くことは楽しくて仕方ない
 季節を文脈の中に刻み込み
 文字が絵を描くように
 新しい個性的な世界観を作る
 言葉が天から降ってきて
 ちょっと、スパイスを効かせて
 文字の羅列が僕の心を映し出す
 もやもやした霧のような想念が
 形になって人と繋がる
 
 どんな詩にも愛着がある
 まるで、自分の息子のように
 育っていく子供のように
 言葉が生まれハーモニーを奏で
 うっすらと煌く瞬間が生まれる

 その瞬間の気分が折り込まれ
 また、新しく歩みだす儀式
 
 そう、僕にとって詩とは
 生きてる証の聖なる儀式だ


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