エメラルドグリーンの吐息/atsuchan69
 
さらと流れ落ちる私の黒髪

 逞しい男の息づかい

  幾度も交わすキス
 そして肌を焼くような火照り
ともに吐く息は、エメラルドグリーン
 アクロポリスの丘に愛しい風が戦ぐ

 「きっと、アイギスの楯に守られて
 外は吹雪、もう君は帰れないに違いない

     「戻れなくてもいいの。
     ヘパイストスのところへは

 「だとしたら、君はヴィーナスだ

頷き、彼の胸に残した唇の痕 )))



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