空に堕ちていく/まどろむ海月
 


何という惨めな
私だろう
 笑いぐさが佇んで


もしかしたら
ああ そんなことも
ありえたかもしれないね
 いいえ
 けっしてそんなことは
 おこらなかっただろう
 あなたは天上の光であり
 私は地の泥だもの





深い青の誘惑
 子どもの頃からの
 あの彼方への想いを
 地に繋ぎとめている力は何だろう



手を伸ばしても
光に触れもせず
 幾度も見つづける
 空に堕ちていく夢





    











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