メゾン/キメラ
った陰惨を呼気まざまざ止めどなく、顔が矧がれ闇の原野にオレを殺しに来るのだろう。
オレから飛ばす波動が床に沈め手ぐすね引いて揺らしているのをいつまででも、、、
あの日はそこで息絶えた屍に踏み込んだオレだったから。
緊迫すら残虐なコードに迷彩の奥に揺れ細く尖り眼を光らしながら、踏み越え平等な太平楽は訪れず、事象範囲の轍にだけ軋みながら生存の証明を促した、、、失意は右腕に逝末までの岐路を解らせただけで、廃雨に咽ぶ感情のすり替えに獲得した人々の未来すべてに作用していた。
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