ツッコミキャラは耐えまくる。−仲仲治さんに/佐々宝砂
がいるのであれば、私は尊重する。変えたくないというものを変えろとは言わない。もうひとつの理由は、誤字脱字をするみなさんにまず謝罪しておかねばならないが、もう、ごく単純に、誤字脱字が面白いからだ。むしろ誤字脱字の方が詩的だと思えるときもある。かつて私が書いた文章から孫引きするが、たとえばこんなの・・・
{引用=「どらかせんの先にせんこらで火をつけると火花をたしながらぢぬんの上をぐろぐろ回転する花火です。あぶないのてい、はなわてさかずかないていくだちい」
(SFマガジン2003年12月号掲載 唐沢俊一「猿たちの迷い道」より引用)
このなんともいえないシロモノ、唐沢の言によれば中国製ネズミ花火
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