「袖道」/m.qyi
。そう言えば僕は何度も読んだんです、
あの本。ペーパーナイフと共に、胃に呑みこんじゃいました。
ビーダマってなんとなく美しいでしょ、ビーダマって中もなんとなくクリスタルなんでし
ょうか。僕が緑のビーダマをのぞいているとその中に男の子がいました、赤いチョッキを
着て。その男の子のビーダマの世界はなんとなくクリスタルなんでしょうか。緑のガラス
水に覆われた美しい世界が耳や鼻の中に入ってきて。
なんとなくクリスタルな世界って実生活にはないリアルな生活なんでしょうね。リアルだ
ったってことで受けたんだと思いますし、実生活になかったから当たったんですよ、ね。
なんか作者の方はうまくやったなあ
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