天空回廊/李伍 翔
 


蠍の あかい 目玉が

海のむこうへ と 落ちて

時折 のぞく

スピカ に

こんばんは と挨拶 。

オリオンの べるとが

空を 照らす なか

シリウス の待つ

闇へと駆け出したんだ 。


何光年先の 過去や

未来や

ましてや 今 に

何かを 望み 生きる なんて

戯 言 。


貴方 を 追い掛ける

僕 が あれば

たぶん 走り続ける こと なんて

簡 単。




たとえ 永 劫 の

闇 ばかりでも


大丈夫 だよ 。
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