SATP.Vol.7,「 うんこは独壇場。 」/PULL.
 

「言語回路」が存在しない代わりに、
「ことばをぐりぐりする回路」が、
おれにはある。

そんな感じです。


例えばそれは、
ネドベドの膝蓋骨が三つあるような、
ラフマニノフの手が異常に巨大だったような、
アントニオ猪木の顎がめっちゃ尖っているような、
ランディ・ジョンソンがビッグ・ユニットであるような、
そんなものなのかもしれないです。

そう考えて、
おれはめっちゃラッキーなのだと、
自惚れて、
自呆れています。


おれは言語的にも音楽的にも欠陥品です。
才能なんてものはないです。
そんなもん当てにならないです。
もしあったとしても、

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