いっそ、異国に/山崎 風雅
 

 若き頃
 道なき道を歩いたな
 誰からも相手されずに
 涙眼(まなこ)で恨みっこ
 自分の未熟さ所以だね
 今だから分かる若き微熱
 こうしてる今も
 振り返る日がくれば
 恥ずかしき想いするかもね
 時折届く幸せ宅急便
 幸運の星が煌いた
 明日は晴れると天気予報
 心の洗濯にちょうどいい
 記念写真を撮りに行こう
 心の岸辺に咲いた山茶花(さざんか)の花
 打ち寄せる波に乗りながら
 調子にも乗りながら
 いっそ、異国に旅立とうか


 
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