何事も勉強だ/山崎 風雅
 

 朝から続く重い雨
 紅の俺の心にも降り注ぐ
 霧のかかった未来は虚ろ
 重たい扉を開けよう

 行くあてなどないけれど
 誰かが待ってる気がしてならない
 胸に刻まれた約束
 果たせぬままに過ぎて行く日々

 絶望は心の風邪のようなもの
 暖かくしてぐっすり寝れば治ってる
 こんがらがった心模様
 北風で凍えた心模様
 重い想い伝わってるのか

 やみくもに進んできた
 宿題はいっぱい
 あの人も待ってる
 明るい場所に辿り着くまで
 流星のような雨の中
 走り抜ける

 何事も勉強だ


戻る   Point(5)