ドラえもんの涙/渡邊永遠
 
ドラえもんが泣いていた
のびた君がちっとも反省しないで何度も何度も、同じ過ちを繰り返しては、迷惑を被ってしまう自分の生き様を悲しくなって

のびた君は泣いていた
自分は一生懸命頑張っているのにドラえもんは、もう知らないよ。と怒って泣いてしまったので
自分はなんて可哀相な人間なのだろうかと、自分の運命を悲しく思った

私はポテトチップスに手を伸ばしながらそんな二人を見ていた
どちらもどちらよね、なんて思いながら、どちらにも感情を分け与えることなく私は、私のままで

どんなに泣いたって
どんなに悔やんだって
君達はまた、同じ過ちを繰り返すんだ
半永久的に。

賑やかで温か
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