「幻の自分」/Taka★Hajime
幻の昨日
消えた時間、過ぎた過去
日はまた昇り沈んでいく
進む時、今を生きる自分
太古の自分に合うためアルバムを見る
幼かった
あれから何日たったんだろう
きっと数字にすれば大した事無い
漠然と過ぎる時
死に近づく生きた心地
あの時代の自分は死んだ
でも、死んだ自分は自分の中に生きてる
きっとボク自身が死んだら
誰かの中で生きれるのだろうか。
昇る太陽
夜を弱弱しく灯す月
死んだ自分
生き始めている自分
細胞の新陳代謝
人間の新陳代謝
せめて、死ぬのなら
青空の下で眠りたい。
贅沢を言うのなら
あの人の腕の中で息絶えたい。
涙なんかいらない。
太陽が昇ったら忘れていい
月夜の夢にも出はしない
だから、ボクが死んだら
ただ、悲しんで欲しい
その感情が、ボクの生きた証だから・・・。
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