冬の翼/
ぽえむ君
冬の青空を
鳥が飛んでゆく
まっすぐに
きりっとした冬の翼で
空を切ってゆく
何もない空の一瞬の変化が
大地への躍動を与え
その羽ばたきは
心の波となり
生に響きを与える
冬の翼は音もなく
防風林の枝に止まり
空を見上げ
風を守り
地を見下ろす
白い風がまもなくやってくる
冬の翼は
そうだとしても
再び力強く滑空し続ける
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