かくれんぼの思い出/えりす
 
もういーかい
まぁだだよ

もういーかい
まぁだだよ

もういーかい
もういーよ

鬼が探し始めた
子供たちは息を潜めた
だだだだーっ 走ってる音
がさごそ 何か探ってる音

一人目みーつけた
二人目みーつけた
次々見つけられていく

次は僕かも・・・
ドキドキしながら待ってた

なかなか鬼はこない
僕ってかくれんぼの天才だ
なんて思ってみた
でも
やっぱりそろそろ見つけてほしくなって
「僕はここだよー」
叫んで飛び出した

そこには
夕日に照らされた僕の自転車しかなかったんだ
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