新人類(捨てられた男)/Terry
覚がする。睡眠欲に駆られ、暖かいベッドで寝た。
「おはよう。あんな場所に君のような少年がどうして。」
今まで接した人間とは違う。セロに愛が注がれた。アメリカは、保健の先進国で、セロはカウンセラーに通された。話し込んでいくうちに、カウンセラーはセロの博識ぶりに驚いた。心理テストを行おうとしたが、セロは嫌がる。カウンセラーは無理に要求しなかった。カウンセラーは、セロの孤独さを読み、友達を作らないかと持ち掛けた。黒人のボブという少年を紹介されたが、話が合わない。生まれ育った環境の違いを感じた。ボブは和音を奏でるように話しかける。互いに笑みを浮かべながら、同じ時間を共にした。
ボブの家へ招待された
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