パン屋さんの夢/
takase
子どもの頃 私はパン屋さんになりたかった
幼稚園からの帰り道にある 公園のとなり パン屋さん
優しいおばあさんが いつもひとつだけ菓子パンをくれていた
その菓子パンがだいすきだったから
純粋で単純な理由 菓子パンをお母さんと2人 公園で食べる時間が
幸せだったから
それから
あのね 私ね 大きくなったら パン屋さんになる
そう言った時のおばあさんの 嬉しそうな笑顔が
忘れられないから
戻る
編
削
Point
(2)