<ワンカップ プロデューサー>/ポップこくご
ネな。やっぱ女かな、悪いけどな。
けどそのメガネも、吊り上がった目尻がだんだんと、
だんだんと下がってきてな。
そんなもんだから段々と、人だかりが出来てくるのよな。
先生なんかも、やっぱ聞き惚れたりする訳な。
髭もじゃの名物先生とかな。
そしてな。ここからがいちばん盛り上がるところな。
最後のサビにいく手前のあの、タメ、な。
やっぱあの間は、時が止まるのよな。
枯れ葉がハラハラ落ちるのも、その時は待ってるのな。
それで、ここからな。
最後のサビが、ワッと始まるあの瞬間にな。
三人の後ろに下ろされてた大きなどん帳がな
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