君/ごまたれ
愛することは
憎むことに似ている
君が月明かりに照らされて
僕に背を向けてそう呟いた
相変わらず怒った顔していて
まるで
世界に喧嘩を売っているようだ
僕は額の青いあざを撫でた
君が何日か前、携帯を投げてきんだ
こんなものがあるからって
勢いよく僕の額にぶつかった
化粧が嫌い
携帯を見つめている自分が嫌い
冬の恋の歌が嫌い
紅葉の明るさが嫌い
僕が黙ってしまうのが嫌い
帰りを待つのが嫌い
だから君は知恵熱が出そうなくらい
ひたすらパズルをする
そういえば
寝ていたときも叩き起こされた
あまりにも静かに寝ていたからって
やっぱり君は怒っていた
死んだら殺してやるって
涙目でゆった君が
とてもかわいかった
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