君/ごまたれ
 
愛することは
憎むことに似ている

君が月明かりに照らされて
僕に背を向けてそう呟いた

相変わらず怒った顔していて
まるで
世界に喧嘩を売っているようだ


僕は額の青いあざを撫でた
君が何日か前、携帯を投げてきんだ
こんなものがあるからって
勢いよく僕の額にぶつかった

化粧が嫌い

携帯を見つめている自分が嫌い

冬の恋の歌が嫌い

紅葉の明るさが嫌い

僕が黙ってしまうのが嫌い

帰りを待つのが嫌い

だから君は知恵熱が出そうなくらい
ひたすらパズルをする



そういえば
寝ていたときも叩き起こされた

あまりにも静かに寝ていたからって
やっぱり君は怒っていた


死んだら殺してやるって
涙目でゆった君が
とてもかわいかった

戻る   Point(12)