遺書/もも うさぎ
 
 残していく



それから


あの坂を昇って

街灯を頼りに いつかの薔薇を探して


あなたに微笑む 薔薇を探して そしたら

その薔薇が あたしだから




あたしの灰をちょっとだけ 撒いてください


それでおしまい


ありがとう

助かった 助かった



これで安心して

行ってこられます





火曜日の夜には帰ります






・・・すぐだねぇ。











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