菊池川            /ネコ助
 
には                     
近くの子供たちが                 
そこで花を摘んだり、
土手の上からサーファーのように滑り遊ぶ。                              
夕食の呼び声に、子供たちが帰るころ  
一組、二組と                   
若者達が愛を語りにくる。            
夕日が車の天井を照らすように傾くと、
もう二人の姿は見えなくなる。        
                         
茜色の水面を返るはやは、            
それを覗き込もうと      
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