祈り〜遠い空から〜/未有花
君の街に雪が降ったとニュースで聞いた
君はどうしているだろう
僕の街にはまだ雪の便りはないけど
日に日に冷たくなる風の冷たさに
雪の気配を感じているよ
君が学校を辞めたと風の便りで聞いた
なぜなの どうしてと
今の僕には問いかける資格はないね
君はまだ僕のことを許せないでいるの?
君とは別の道を選んだ僕をまだ怒っているのかな?
あの日ケンカ別れのように君と別れてから
僕は新しい生活になじむことでせいいっぱいで
君のことを考える余裕すらなかった
そのうち新しい友達も出来て
いつしか君のことも記憶から忘れて行って
今こうしてようやく君を思っている
君にどんな
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