暖かな闇/青色銀河団
 
きみの寝顔をみているととても安心する
熱をだし少し苦しそうな寝顔のきみは
いのちを懸命に燃やし
熱い息吹を吐き出している

窓のそとの大きな暗闇が
暖かいひとつの生命のように感じられる夜
そとを吹くかぜはゆっくり鼓動のように響き
ぼくらは大きないのちに守られている

”きみのそばにいるということ”
の永遠にも似たこの瞬間に
ぼくの細胞のひとつひとつは
ゆっくりと溶けてゆく

そしてきみの鼓動とぼくの鼓動は
ああこんなにも近かしいのだ!


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