やさしいレントで/モーヌ。
 
ごは 破砕し

みつばちや 風たちの たすけが 孵り そって

寄り道の 木の葉の雫の ソロへ やら

小さな 虹は 水球を 動いて

その まさつを 燃え 出でようと 羽を ひらいた

( 見えては いなかった... だから )

やさしい レントで 動いて ゆくよ

むしろ にぶいろ だった 生が 命じて いた

出逢い にくい それらと 出逢おう... と

ぼくらは 純な ひかりと 風に なろう 浪に なろう と

いくども いくども





たべかけの チョコレートを 残した まま

傷だらけの 空が くらがる 隅へ

つばさ
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