【一人の時間 】/Taka★Hajime
一人の時間
遠い雲の向こうを見て、ただ黄昏ていた
あれに僕の声は聞こえない
あれにだけしか言えない言葉がある
けど、今は怖くて、胸が締め付けられそうで
とても声に出来ないあの言葉
一人の時間、何もかもに手がつかない
幾ら空気を吸っても、どれほどの食べ物を喰らっても
この胸の穴は埋まらないだろう。
一人の時間、あれの言葉一言一言が
まるでクラシックのような心地よさをくれる
そのときだけ、僕の胸の穴は埋まっているだろう。
けれど、また一人になると穴は広がってしまう。
いっそのこと、忘れてしまおう
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