獣の眠るかたわらで/
atsuchan69
は、
一瞬にきらめく美しい光
かぼそい「声」に似た響き
懐かしい匂いのする 穏やかなイメージ
それは果たして
未だ一文字も書かれていない
詩人は
「その一瞬」を忘れられずに筆をとる
今日も明日も
たとえ罪にまみれ、
廃墟となった街に暮らしても
瓦礫に埋もれて眠る日まで
ずっとずっと
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