ジャミロクワイ(冬の子)/虹村 凌
 
オールドスクールなダンスナンバー
晴れた海岸線を
オープンカーですっ飛ばすような
晴れた休日の遅い朝
風呂上りに窓を全開にして吸う煙草のような
雨の日に
締め切った窓の内側で楽しむ珈琲のような、
夜の街を
二人だけの世界を構築して歩くような

不思議な顔立ちをした背が高い
ジャミロクワイが好きだった
そんな女の子

茶封筒に入れた無粋なラブレター
読んでもらえただろうか?
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