黒猫の星/水在らあらあ
 
変わっていって

赤色巨星になった君の心が
大量のオゾンを放出し始めて
25センチの屈折望遠鏡で僕は君を見ている
目の前で

高速回転とか始めて
理論的には可能だったりして
直径わずか10キロメートル程度の中性子星を
わざと考えたりして

君を思う僕の心は
光速に近い速度で崩壊し続ける
それでも

死滅するのに
何十億年もかかるぜ

であったりしなきゃよかった



?.


(あの、またたかない星は、なんですか)

(あれは、星の卵じゃよ)

(星は、卵のときは、またたかないんですか)

(疑いがないからな)

(そうしたらほし
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