「 ぼくは、っくす。 」/PULL.
「誰とでも、
っくすするんですか?。」
と訊かれ、
きみとならと応えて、
XXX...
平手打ちをされたのは左。
右の頬を差し出して、
キスをもらう。
人の噂も七十五日。
その頃には百人超えている。
顔だけ男。
今日は躯だけ男。
だからきみに目隠しをする。
浮気は一度もしたことがない共同保有はされたことがある。
声を掛けられついてゆく、
だってお財布の中身は空っぽだもの。
「何人目?。」
「今日はひとり。」
「あたしで何人目?。」
「きみで最後。」
「うそつき。」
橋の上、
燃やして捨てる、
かねかねかね。
つばめでいるには若すぎて。
愛を感じたら決して抱けない女がいると知った少年は、
罪犯さずして犯され。
おもいではおもくくるしく娼年時代。
了。
戻る 編 削 Point(7)