「    」の対極へ/もしゅ
 
いのなかに在る けさまくらの目の
おくゆかしき おくゆかしき ふるいどの底
ひびきあうふるいどの巣。 

みほとのおくにて眼球は
ありました。

おくゆかしきおくゆかしき 
おくゆかしきけさまくらの巣に
りんごを食ませたなゆたいの女房は
くらかげのなか 
じっとおっとを見つめ 
くらかげにてニタニタ
エセラえみうかべ
みほとの眼球を

つぶしましたとさ。

エセラビナ、ギャオスのどよめき、かみなりまぐら
をえつのいさかい、みな、みな
みほとのかぐらに参詣す。

やぶさめおののき
みな
大いなる
たんぱくなる
をりものに
ひやぶりの、すさのをの
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