大気圏にたどり着く頃/ごまたれ
 
僕らの言葉が
いつか大気圏に届く頃
きっと僕らは化石になっているだろう

あのつらいとき笑った君も
きっと化石になっている

隣にはいてあげられないかもしれないけど
化石になっても
君を想う努力はするつもりだよ

どっかの骸骨がカタカタ笑ったら
それが僕かもね

またそのカタカタ笑う声が
大気圏にたどり着く頃には
僕らは砂になって
風にさらされているだろう

白と黒の
ただのモノクロの粒子になってしまっても
それを知っているのは
大気圏だけ

それって
「運命」って言葉なんかより
ずっと壮大だと思うんだ
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