時/さくらほ
 
光キラキラあふれて
その胸に熱きもの
抱きしめて
空に青
髪に風
頬ゆるませ
未来しか見えない


自転車こいで
ゆるい坂道
見慣れた景色さいて走れば
ほら
草の波
風の匂い


続く
この景色に
この時間に

私がいて
通り過ぎる

通り過ぎるから
思い出になる


もうそこに私はいない
ゆるやかに遠く



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