感謝してやる/示唆ウゲツ
唐突な痛みを引き上げてからパンを食べた。
摘まれる、踏まれている麦のムカツキ加減が判った気がして
ちゅうちょなく目の前の海に飛び込むのだ。
童話の世界でなら助かったかもしれない亀を見殺しにして
中途半端に無力な自分を戒めてから
アプローチ
俄然、やる気の出ないエアガンみたいにホップアップしなかった。
こうなったらありったけのカネをドブに棄てて
追いかけても狂いそうなマーブルに入り込んで
ストロベリー色のくちびるみたいな食感になったことを感謝してやる。
カタカタ鳴る歯。
だいじょうぶ、すっげぇ怖いから。
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