あめのあと/キメラ
 
たやくそく
いくせんのしんでいったおもかげが
あのとおいような 掌にとれるその宇宙から
しんしんふらすエンジェリティーを結晶した


あいをおぼえた あめのあと
こいをうしなったまどべから
ぬれた賛歌のつぎめから
ひかり はじかれ
あふれだし
こえにならぬものが
ふたたび燃えあがる

はじめてだれかをまもりたいとおもった


あめのやんだ星欠けのテラス
あなたが あなたのこえが
わたしにはすべてだった





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